『非常識な成功法則』というタイトルを初めて見たとき、「いったいどんなことが書かれているんだろう?」と少し身構えました。
ところが読み進めてみると、そこにあったのは著者自身の経験に裏づけられた、とても現実的で誠実なアドバイスでした。
派手な成功論ではなく、「なるほど、そういうことか」と自然に心に入ってくる言葉の数々。
今回は、その中でも特に印象に残った2つのポイントと、私自身がこれからの働き方について考えさせられたことを書いてみたいと思います。
「非常識」というタイトルへの第一印象
『非常識な成功法則』——。
このタイトルを見たとき、正直なところ少し警戒しました。
「成功のためなら何でもあり」といった極端な話なのかな、と勝手に想像していたのです。
でも実際に読んでみると、その印象はすぐに変わりました。
そこに書かれていたのは、著者が試行錯誤しながら積み重ねてきた経験から生まれた、地に足のついた考え方でした。
奇をてらった内容ではなく、「確かにそうかもしれない」と静かに納得できる話ばかり。
タイトルとのギャップも含めて、とても印象に残る一冊でした。
目標に期限を設けると、頭が動き出す
本書の大きなテーマのひとつが、「潜在意識に目標を刻む」という考え方です。
自分が本当に望んでいることを明確にし、それを繰り返し意識することで、少しずつ行動が変わっていく。
その積み重ねが理想の未来につながるのだと著者は語っています。
読んでいて、私自身の習慣を思い出しました。
私は毎日持ち歩いている手帳の最初のページに、自分の目標を書いています。
手帳を開くたびに目に入り、そのたびに心の中で確認する。
そんな小さな繰り返しが、知らず知らずのうちに自分を前へ進ませてくれているように感じています。
そして今回あらためて気づかされたのが、「期限を決めることの大切さ」でした。
「いつかやりたい」と思っているだけでは、なかなか具体的な行動にはつながりません。
でも、「いつまでに」と期限を決めると、不思議と頭の中でスケジュールを考え始めます。
気づけば必要な情報を探したり、準備を始めたりしている自分がいる。
期限は自分を追い込むためではなく、頭と心のスイッチを入れるためのものなのかもしれません。
「殿様バッタのセールス」に驚き、そして納得
読んでいて最も印象に残ったのが、第5の習慣として紹介されている「殿様バッタのセールス」でした。
著者は、
「嫌なお客さまに無理に頭を下げる必要はない」
という考え方を示しています。
最初は正直驚きました。
「そんなこと、本当にできるのだろうか」と思ったからです。
でも読み進めるうちに、その意味が少しずつ見えてきました。
すべてのお客さまに合わせるのではなく、自分が本当に価値を提供できる相手に集中する。
そのほうがお互いにとって幸せな関係を築けるのではないか——そんなメッセージとして受け取りました。
読んで気づいた、これからの働き方
振り返ると、これまでの会社員生活の中では、理不尽だと感じる場面でも、自分の気持ちを抑えて対応してきたことがありました。
それが「仕事だから」と思っていた部分もあります。
でも、よく考えてみると、そうした働き方に違和感を覚えたことも、独立を考え始めた理由のひとつでした。
もし独立したあとも同じように我慢を続けるのであれば、何のために新しい一歩を踏み出したのだろう。
そう考えたとき、自分が本当に大切にしたいことが見えてきました。
「この人のために力になりたい」
「この人の役に立ちたい」
そう思える方と一緒に仕事をする。
そんな働き方をめざしてもいいのではないか。
もちろん理想論だけではいかないと思います。
それでも、自分が応援したい人のために働くという軸は、これからも大切にしていきたいと感じました。
この本は、そのことをあらためて気づかせてくれました。
まとめ
『非常識な成功法則』は、タイトルのインパクトとは対照的に、とても誠実で実践的な一冊でした。
私が特に心に残ったのは、
- 目標を明確にし、潜在意識に刻むこと
- 期限を設けることで行動が具体化すること
- 「誰と仕事をするか」を自分で選ぶという考え方
の3つです。
特にこれから開業に向けて準備を進めていく私にとっては、自分の考え方や進む方向を見直すきっかけになりました。
手帳の1ページ目に書いた目標を眺めながら、一歩ずつ前に進んでいきたいと思います。
