社労士会のフェスタで、初めて「特定社労士」という存在を知りました。
あれから約8か月。
ずっと気になっていた特別研修の受講案内が、ついに公表されました。
「特定社労士」とは何なのか。
なぜ私がこの研修に挑戦しようと思ったのか。
今回は、資格の内容だけではなく、私自身が感じたことや、これからの働き方につながる想いを書いてみたいと思います。
社労士フェスタで初めて知った「特定社労士」
昨年10月、所属している社労士会でフェスタが開催されました。
社労士の仕事を広く知ってもらうためのイベントで、さまざまな相談ブースや紹介コーナーが設けられていました。
その中にあったのが、「特定社労士業務」を紹介するブースでした。
正直に言うと、その時まで私は「特定社労士」という資格があることを知りませんでした。
社労士とは別に、さらに専門的な役割を担う資格があること。
そして、労働問題や職場のトラブル解決に関わる仕事があること。
説明を聞くうちに、少しずつ興味が湧いてきました。
特定社労士になるには
これまでの仕事の中で、ADR(裁判外紛争解決手続)という言葉を耳にしたことがありました。
ただ、社労士の世界にも、労働問題を解決するための仕組みがあり、特定社労士がその中で大きな役割を果たしていることは知りませんでした。
特定社労士は、労働者と会社の間に入り、中立・公平な立場で話し合いによる解決(あっせん)をサポートする専門家です。
裁判という形ではなく、お互いの話を聞きながら、納得できる解決を目指していく。
その役割を知ったとき、私はあることを感じました。
「これまで行政の仕事で経験してきたことが、活かせる分野かもしれない」
人の話を聞き、状況を整理し、双方が納得できる方向を探っていく。
そんな仕事の進め方は、自分がこれまで大切にしてきたことと重なる部分がありました。
特定社労士になるためには、全国社会保険労務士連合会が実施する特別研修(合計63.5時間)を修了し、その後、紛争解決手続代理業務試験に合格する必要があります。
さらに、社会保険労務士名簿へ「特定社会保険労務士」であることの付記を受けることで、特定社労士として活動できるようになります。
※特別研修の受講には、都道府県社会保険労務士会の会員であることが条件です。
詳しい試験状況については、「社会保険労務士白書2025年版」にも掲載されています。
(興味のある方はご確認ください)
特別研修の内容
特別研修は、大きく3つの内容で構成されています。
- eラーニング(全体講義)
オンラインで、自分のペースで学習する形式です。
関係法令や専門的な知識など、基礎となる部分を学びます。
- グループ研修
都道府県ごとに行われる参加型の研修です。
受講者同士で意見を出し合いながら、実践的な考え方を身につけていきます。
- 弁護士によるゼミナール
実際の紛争場面を想定したロールプレイなどを通じて、より実務に近い学びを行います。
単に知識を覚えるだけではなく、「どう考え、どう解決につなげるか」が問われる研修だと感じています。
試験の難しさと、私の覚悟
「社会保険労務士白書2025年版」に2024 年度の合格率は46.5%と記載されています。
社労士試験の合格率と比べると、「それほど難しくないのかな」と最初は思いました。
でも、試験内容を調べていくうちに、その考えは変わりました。
特定社労士試験は、社労士試験のような知識中心の試験とは違います。
実際の事例をもとに、判例や考え方を踏まえて、自分の考えを文章でまとめる力が求められます。
知識を持っているだけではなく、
「何が問題なのか」
「どうすれば円満な解決につながるのか」
を考える力が必要になります。
そして、それを限られた時間の中で文章にする力も必要です。
簡単な挑戦ではないことは分かっています。
でも、せっかく興味を持った分野です。
まずはしっかり準備をして、一歩踏み出してみたいと思います。
まとめ
私が「特定社労士」という存在を知ったのは、わずか8か月前でした。
でも、その時から不思議と「これは自分が取り組んでみたい分野かもしれない」と感じていました。
人と人との間に入り、話を聞き、より良い解決を一緒に考える。
それは、これまでの経験ともつながる仕事なのかもしれません。
もちろん、簡単な道ではありません。
それでも、新しい学びに挑戦できることを楽しみながら、これから準備を進めていきたいと思います。
特定社労士への挑戦についても、これからブログで記録していきたいです。

